販促レポート
＜エクセル＞ 電話番号の「先頭のゼロ」を表示させる便利ワザ
電話番号をエクセルに入力する際、先頭のゼロは表示されません。ハイフンの追加記述などで対処できるもの、大量データの場合、面倒でイチイチやってられません。本日は、先頭のゼロを表示させる簡単な方法をご紹介します。
電話番号に限らず先頭のゼロは表示されません
エクセルでは、電話番号に限らず、郵便番号、管理番号など、先頭のゼロは全て表示されません。これは、エクセルの表計算機能において、表示させることが不要とされているためです。
先頭のゼロを表示させる方法として「文字列に変換する」という方法もありますが、実は入力済データ（先頭ゼロを入力したけど表示されていないデータ）に適用しても表示させることはできません。文字列に変換は、入力前にセルに適用させる必要があるため使い勝手が悪く少々不便です。しかも警告マークが表示されることも気になります。
そこで今回紹介するのが「ユーザー定義」という機能です。
この機能を使えば、好きな表示形式に変更することができます。設定方法については、次段以降で解説していきたいと思います。
先頭のゼロを表示させる方法
図の数字は電話番号。このようにエクセルに電話番号を入力しても「先頭のゼロ」は表示されません。
書式設定を変更する前に、まず9桁と10桁の電話番号を区別する必要があります。まず、LEN関数で文字数をカウントしましょう。横のセルに下記の関数を入力しましょう。
=LEN(該当のセル)
セルの右下の[+]を摘み下へ引き下ろし、数式を連続コピー。
次にデータをすべて選択して、[データ]から[フィルタ]を設定します。
桁数から「9」を選択します。
ここから、いよいよ書式設定です。書式を変更したいセルを選択して、右クリックメニューから[セルの書式設定]を選択します。
[分類]から[ユーザー定義]を選択し、[種類]の下の欄に直接「0000000000」と入力し、（10桁です、間違えないように入力してください）[OK]を押します。
すると、このように先頭のゼロが表示されました。11桁の場合も同じように11桁のセルだけフィルタで選択し、00000000000（11桁）を入力すればOKです。
いかがでしたでしょうか。
この方法は、電話番号だけでなく、郵便番号、管理番号、口座番号などあらゆる管理番号のデータ管理に応用できる便利ワザ。販促で活用する顧客データ作成にも重宝しますね。周りに知らない方がいたら、教えてあげてください。
※Excel2013（Windows版）で操作しています。
※Excel2013以外のバージョンだと、項目名が異なる場合があるのでご注意ください。
※画像キャプチャに記載されている内容は架空のデータです。
＜ライタープロフィール＞
担当ライター：ryusuke
WordPressサイト制作／Web集客の専門家。大手広告代理店にて、百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。執筆テーマは、集客やマーケティングなどビジネス関連、グルメや音楽関連。
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